CROFT BAKERYをいつもご利用いただき誠にありがとうございます。
この４月より消費税が８％に変更されるにあたって、価格見直しを行いました。
当店の価格表示は内税となっているため、通常プライスカードには税込み価格のみ表示されでいます（レシートでは消費税分の金額を読むことができます。）。この現行表示価格をできるだけ維持することが無理なく日常使いしていただける最善の提案になると認識しております。ただ、増税以外にも昨今の原材料費の高騰や光熱費の値上げがあり、2012年12月のオープン当初よりも価格に占めるコストの割合が大きくなりつつあります。
原材料費の高騰の背景には、為替の円安傾向の継続見通しやアジアでの食料需要の高まり、渇水など異常気象の頻発など様々ですが、状況的に今後価格が低くなる要因は少ないとの見方が多勢なようです。
これを踏まえた上で当店では、・作業効率の見直し・業者/食材の再選択・レシピ、サイズの組み直し、を行いました。（一部商品については継続して検討しております。価格決定までの期間、増税分は当店の負担とさせていただき、随時更新してまいります。）この結果、全商品を一律で上昇させずに一部商品に関しては価格維持をするなど変則的な変更となっております。
取組みの例を挙げます。
バゲット（バゲッティーヌから呼びやすいよう変更しました）は、北海道産小麦100％を維持しながらももう一種類の小麦粉をブレンドし原材料費の削減を行いました。同時にこの石臼挽き粉を混ぜた粉を選択することで風味をより強くすることを実現しております。この結果、現行価格230円を維持。バゲットのようなプレーンな主食となりえる商品に関しては、出来る限り価格変更の幅を大きくしないよう努めます。
他方、バゲット生地を使用したゴーダチーズは使用するチーズの価格が2割程上昇したため現行サイズのままだと35円アップとなることに。そこで、以前から「少し大きすぎ」との意見もあった生地量を10％少なくし、生地の上にトッピングするチーズのグレードを変更しつつ要となるゴーダチーズの量は維持することにしました。価格は230円（３月まで）から255円と変更させていただきます。
単に増税分と原材料費の上昇を商品価格に上乗せるのでなく、質の確保を第一にしながら様々な取組みを通して気軽に利用できる店作りをこれからも続けてまいります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。